ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン

DE&I(多様性、公正性、包摂性)

DE&Iとは、多様性(Diversity:ダイバーシティ)、公正性(Equity:エクイティ)、包摂性(Inclusion: インクルージョン)の頭文字を合わせたもので、公平な機会の下、多様な人材が、人種、国籍、 文化、宗教、信条、障害、性別、年齢、出身地、性的指向および性自認、価値観、働き方など の違いを認め合って自らの力を最大限発揮し、活躍できる環境を実現するという概念です。

基本方針

高エネルギー加速器研究機構(KEK)は国内外に開かれた大学共同利用機関として、先端的な研究を推進しています。この研究活動を継続的に発展させていくにあたって、我々は、KEK で働き、学び、研究するすべての人の権利、可能性、多様性を尊重し、多様な属性や特性*を持つ人々が、個々の目的・目標に応じて能力が最大限に発揮できる環境を整える必要があると考えています。また、多くの人が科学にたずさわり、また理解することで、より良い社会が実現できることを信じて、多様性、公正性、包摂性が尊重される社会の実現に貢献します。
*特性:性別、国籍、人種、民族、信仰、性的指向、性自認、年齢、婚姻状況、障害の有無、信条、ライフイベント、ライフスタイルなどの個人的事由。

行動指針

多様性、公正性、包摂性の視点に立って研究、教育、就業環境の改善に取り組みます。性別・国籍などを含むあらゆる属性や特性*に基づく差別やハラスメントを防止し、男女共同参画、次世代育成、国際化に関する課題に対応していきます。

KEKに関わるすべての人に対して、多様性、公正性、包摂性の重要性を啓発します。

KEKの意思決定や運営に多様な意見が反映されることで、個人の能力が最大限に発揮できる環境作りに努めます。

科学技術の価値を広く社会に還元するために、多様性、公正性、包摂性を尊重しながら, 国内及び国際社会との連携・協力と啓発活動に取り組みます。

KEKにおけるDE&I推進の取組

KEKでは、2024年4月にDE&I戦略推進・対応会議およびDE&I連携会議を設置し、DE&I(Diversity:ダイバーシティ、Equity:エクイティ、Inclusion:インクルージョン)推進のよりどころとなる基本方針および行動指針を策定しました。これらを踏まえ、機構内外の関係者と連携しながら、KEKのDE&I推進体制の検討を進め、2025年10月にDE&I推進室を設置しました。

DE&I推進室は、意思決定機関であるDE&I戦略委員会(DE&I戦略推進・対応会議およびDE&I連携会議を発展的に統合して設置した委員会)のもとで、研究および職場環境の改善や制度整備に関する課題に取り組み、提言や調査・分析、情報発信を行っています。また、男女共同参画推進グループ、国際化支援グループ、障がい者支援グループが、機構内外の関係者と課題を共有し、フィードバックを得ながら、具体的な取組を進めています。

KEKにおけるDE&I推進体制

グループ

男女共同参画推進

子育て支援

KEKでは、育児休業や在宅勤務、フレックスタイム制、ベビーシッター利用支援など多様な制度を整え、育児と仕事の両立を支援しています。
一人ひとりのライフステージやキャリアに応じて、柔軟に働き続けられる環境づくりに取り組んでいます。

仕事と育児の両立支援

介護支援

KEKでは、介護と仕事の両立を支援するため、介護休業や在宅勤務、フレックスタイム制など多様な制度を整えています。
一人ひとりが「就労」と「介護」を両立できるよう、柔軟な働き方の活用を推進しています。

仕事と介護の両立支援

KEKで活躍する女性たち

KEKでは、さまざまな分野で女性職員がいきいきと活躍しています。最先端の研究に挑む研究者、実験を支える技術者、研究の魅力を発信する広報まで、それぞれの立場でKEKの活動を支えています。

未来を加速する、KEKの女性たち

若手支援

KEKでは、アジア太平洋地域の若手・中堅女性研究者へ日本の最先端研究施設や研究環境の下で共同研究を行う機会を提供してキャリア形成を支援し、さらには長期的な共同研究の芽を育てる「海外若手女性研究者受入事業(アテナ)プログラムを実施しています。

アテナプログラム

女子中高生の理系進路選択支援

KEKでは、女子中高生が科学の魅力にふれ、自分らしい進路を考えるきっかけづくりを行っています。研究者との交流や体験型プログラムを通じて理系の世界を身近に感じられる「理系女子キャンプ」や、施設見学とワークショップを組み合わせた「理系女子ミニツアー」などを実施しています。

これらの取組を通じて、将来の進路選択の幅を広げ、次世代の人材育成につなげています。

TYLスクール理系女子キャンプ
KEK一般公開・理系女子ミニツアー

国際化支援

Belle II実験やT2K実験に代表される国際共同研究に、世界各国の研究機関が参加しており、KEKには毎年、多くの研究者が来訪しています。また、KEKに所属する研究者の約12%は外国人研究者であり、KEKの教育・研究開発において重要な役割を担っています。

国際化支援グループでは、DE&I推進の観点から、こうした多様な人材が能力を十分に発揮できるよう、研究支援および定着支援の充実に取り組んでいます。

世界とつながり、未来を拓くKEKの研究者たち

障がい者支援

KEKでは、障がいのある職員が安心して働ける環境づくりを目指し、支援体制の充実に取り組んでいます。専門スタッフによる相談対応や職場定着のサポートを進めるとともに、特別支援学校と連携し、現場実習の受入れを通じた就業機会の創出にも取り組んでいます。

また、素粒子原子核研究所(以下、素核研)では、2022年の春から点字本プロジェクトを進めてきました。これは、素核研が行っている宇宙と物質の起源を解き明かす研究の成果を視覚障害のある方も含めより多くの方々にお届けし、物理学を知っていただきたいとの思いから始まったものです。

点字本プロジェクトポータルページ

情報公開

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最終更新日 2026/09/16